Share
看護師からベビーシッターになった私のリアルストーリー
国永真衣胡さんインタビューユニースリープの窒息リスクは?看護師資格を持つ人気ベビーシッターが解説
救命救急センターで生死の境をさまよう患者たちの命を救ってきた看護師が、今は赤ちゃんを腕に抱いている。彼女は、現役看護師歴20年、そしてベビーシッターとして多くの家庭に寄り添ってきた国永真衣胡さん。国永さんのこれまでの歩みとともに、いくつものシッター先の家庭で赤ちゃんの寝かしつけに使ってきたというユニースリープについて、使用感から窒息リスクなどの安全面まで語ってもらいました。
母が倒れ、看護師になろうと決めた
──まずは看護師を目指したきっかけを教えてください。
高校1年生の時に母が倒れたんです。ちょうど父が単身赴任をしていたときで、私は苦しむ母を前にして何もできませんでした。それでもなんとかタクシーで病院に連れて行ったのですが、自分に医療の知識があればもっと母を安心させられたのにと思ったんです。そのときの体験が看護師を志した原点です。
地元は北海道の函館でしたが、函館市立の看護学校を卒業して国家資格を取得し、その後看護大学に編入しました。
大学では、インドやジェンダー、カースト制度を研究するゼミに入りました。一番印象的だったのは、インドのコルカタ(カルカッタ)でマザーテレサの家を訪問したときのことです。そこは「死を待つ人の家」とも呼ばれる場所でした。牧師さんが死を前にした人の隣で静かに祈りを捧げているのを見て、大きな衝撃を受けました。そこでは、死は必ずしもネガティブなものではありませんでした。助けるでも、治すでも、延命するでもないケアを見て、本当のケアはどうあるべきか深く考えさせられました。
救命救急センターで見た生と死のリアル
──大学卒業後はどのようなキャリアを歩まれましたか。
大学卒業後は上京し、東京慈恵会医科大学附属病院に就職しました。インターンで複数の大学病院を見て回った中で、単なる看護業務ではなくきちんとケアをしていると感じたからでした。最初の5年間は血液腫瘍内科で、白血病や悪性リンパ腫などの血液がんの患者さんと向き合いました。「天国に一番近い病棟」と言われるくらい、重篤な患者さんが多い病棟でした。
6年目に、慈恵医大が千葉県柏市に設置している附属病院で救命救急センターの立ち上げに携わりました。そこは本当に大変で……異動初日のオリエンテーション中に、全身血だらけで心肺停止の方が運ばれてきたのですが、当時の私はほとんど何もできませんでした。
毎日が修羅場でしたが、それが当たり前の世界で2年間過ごしました。気づけば看護師の中でも古参になっていました。大変でしたけど、どんな状況でも動じない度胸がつきました。救急の現場では、赤ちゃんや子どもと向き合う機会も少なくなかったので、その経験が現在につながっています。
看護師を辞めベビーシッターへ
──ベビーシッターに転身したのはなぜなのでしょうか。
きっかけは2つあります。まず、がんや救命救急の現場で看護師をしていた当時、院内のスタッフ向けに用意されたアロマテラピーを受けたのがきっかけです。アロマを看護ケアに取り入れられないかと自分でもアロマを学ぶ中で助産師さんとつながりができ、母体の心身を健やかに保つことの大切さを改めて知りました。
きっかけの2つ目は、父が13年間の闘病の末に亡くなったことです。私の中で張り詰めていたものが切れ、無力感や喪失感のような感情に飲まれ、それまで無我夢中でやっていた仕事ができなくなりました。そんな状態が1年以上続きました。
人はいつか死ぬ。父の死は決してネガティブな死ではなかった。──そう思えるようになって再び仕事ができるようになった時、看護師ではない仕事を探しました。
病院では、多くの医師や看護師の先輩たちにご指導いただき、患者さんやそのご家族との関わりの中で、たくさんの学びがありました。育てていただき、感謝しかありません。
それでも、これまでの経験を活かしつつも、病気ではなくても困っている人の助けになりたい。そう思ったとき頭に浮かんだのがベビーシッターでした。
私は出産も子育ても経験がありません。でも、ベビーシッターの登録サービスに申し込み、少しずつ仕事をするようになると、シッター先の保護者さんたちが私の仕事ぶりを高く評価してくれたんです。
きっと、保育士の経験があるシッターの方が遊びは上手いと思います。でも生後4ヶ月以下の赤ちゃんとなると、対応できる人が少ないんです。この時期の赤ちゃんは、自分では泣くことしかできないから、シッターは注意深く様子を見たり危険を予測したりする必要があります。私は看護師としての経験から、月齢の小さい赤ちゃんの変化を丁寧に観察しながら関わることができます。
医療的に何かをするというよりも、ご家庭の中で信頼関係を築きながら不安を和らげ、 必要に応じて受診や専門職につなぐことで、安心して見守れる状態をつくることを大切にしています。
関わってみると、お母さんたちは私と歳も近くて、意外と話しやすくて。気づいたらリピートの方を中心に、2ヶ月先までずっと仕事の予定が埋まるようになっていました。
今日も2時間、ユニースリープで眠ってくれた
──シッター先では、ユニースリープを目にしますか。
はい、今日もユニースリープを使ってきましたよ。おかげで2時間ぐっすり寝てくれました。
お昼寝が15分程度しか続かない子もいます。ユニースリープでそれが30分になったり1時間になったり2時間になったりするのは、特別なことだと思います。
というのも、お母さんたちは、出産でボロボロになっているのに、昼夜問わず何度も泣き声で起こされて世話をしないといけない。私も、そんな状態のお母さんの気分転換も兼ねてお話をしたり、愚痴を聞いたり、相談に乗ったりすることもありますが、体力的にも精神的にも、本当にギリギリの方が多いんです。
赤ちゃんが少しでも長く落ち着いて眠ってくれるだけで、お母さんが休める時間も生まれます。ユニースリープはその役に立つ、というのがこれまでの実感です。
それから、抱っこでは寝てくれたのに、ベッドに下ろした瞬間に起きて泣いてしまうことってよくあるんです。SNSで「背中センサー」なんて呼ばれたりしている現象です。ユニースリープは、その背中センサーが反応しにくい印象です。ユニースリープに下ろすと起きにくい。適度な硬さがあり、体全体をやさしく包み込むので、抱っこされている感覚が続くのでしょう。
ユニースリープはうさぎのデザインで、赤ちゃんがそこに寝ている姿を見ると癒されます。赤ちゃんの泣き声にヘトヘトになっている瞬間でも、あのかわいらしい見た目がお母さんの心をほっとさせてくれる。そういう効果も、案外大事だと思っています。
──窒息リスクなど、安全面ではユニースリープの評価はどうでしょう。
公式サイトでも詳しく説明されている通り、安全面にはしっかり配慮されているものと考えています。特に、横向きに寝かせられる構造は、ミルクの吐き戻しが多い赤ちゃんや、鼻が詰まっている赤ちゃんの気道を確保して窒息リスクを抑えるという意味で理にかなっています。
お昼寝に授乳クッションを使うご家庭もありますが、授乳クッションは高さがありすぎて、頭だけが上がって腰が沈む形になるんです。それだと体に負担がかかりやすい。ユニースリープは頭の部分が薄くて長さがあるので、ちょうど抱っこされているような姿勢が保てます。
以前、ユニースリープとされる枕で赤ちゃんが窒息して苦しんでいるような動画をSNSで見たことがありますが、明らかにユニースリープとは別の製品でしたし、早送りをして激しくもがいているように見せている動画でした。赤ちゃんはあんなに速く動かない。
絶壁頭の防止という点では、私は月齢の浅い赤ちゃんを見ることが多いので、ユニースリープを使い続けた結果を直接目にしたわけではないのですが、頭の形がきれいになったという保護者の方の話は何人か耳にしています。
これまでに、いくつものシッター先で仕事をしてきましたが、ユニースリープは、高学歴高収入のご家庭でよく使われている印象があります。安全性や機能性、評判を客観的に吟味すると、安価な類似品ではなく、ユニースリープに行き着くのではないでしょうか。
もっと多くの人にケアを
──今後はどのようにお仕事を展開していくのでしょうか。
看護師の本来の役割って、診療補助と日常生活援助の2つなんです。病院にいると診療に関わる技術ばかりが注目されがちですが、私はもっと日常生活の援助が必要だと思っています。
介護が必要な高齢者だけではなく、20~50代でも日常生活がうまく送れない方って実は少なくないんです。行政の介入が必要なほどではないけど、専門家の目が入ればずっと楽になれる人たちです。そういった人たちにも手を差し伸べたい。
今は赤ちゃんとお母さんのケアが中心ですが、今後は、年齢や状況を問わず、その人がその人らしく暮らせるようなケアの仕組みを作る仕事をしていきたいです。
赤ちゃんが眠れるということは、お母さんも休めるということ
──最後に、ユニースリープの購入を検討している方へメッセージをお願いします。
赤ちゃんにとって、人の手で抱っこしてあげることはもちろん大事です。でも、寝かせる場所も、同じくらい大事だと思っています。赤ちゃんが眠れるということは、お母さんも休めるということ。ユニースリープ枕でもシッターでも、使えるものは適切に使って、無理をしすぎないでほしいですね。


